未妊

未妊―「産む」と決められない (生活人新書)

未妊―「産む」と決められない (生活人新書)

30歳を超えても子供がいない女性が増えている現代、子供を持たない女性へのインタビューを通して、その理由を探っていく内容の本だが、男である自分にも責任があるように思えた。


−−− ここからは読みながら思ったこと −−−−−−−−−
男女雇用機会均等法によって、男は仕事、女は家庭という構造が崩れつつあるように思えるが、実際は男は仕事は変わらず、女は家庭+仕事になってきただけなのだろう。  ぜんぜん均等ではない。

自分は家事を多少やるが、常々大変さを感じている。自分には向いていないと思うのだ。結局、妻は家事も仕事もできる才能があって、自分には無いのだと思い知らされてしまう。男は家事の能力に欠けているため女性に頼らなければならないのだと思う。女性は両方できる。だからこそ家庭に押し込めておかなければ男はやる事が無くなってしまうんだろう。
本当に雇用機会均等を達成させるためには、男性の仕事を変える必要があると思う。たとえば、奥さんが出産したら必ず休みを取るようにする。(家族が亡くなって休みを取らない人はほとんどいないのに、家族が増えたのに仕事には関係ないというのはおかしい気がする) できれば、奥さんの産後休暇と同じだけ休むようにすべき。
社会がそういう方向に向かわないと女性の生き方が男性化して少子化に拍車が掛かると思う。