99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

思ったほどものの考え方ががらりと変わるような事はなかった。
自分はもともと天邪鬼なほうなので人と違った考え方をする事が多いので常識にはあんまり縛られてないのかも。まあ、思い込みは結構あると思うが。学術的な仮説が覆った例などは、ちょっとした科学史の読み物としても面白い。

中国の大学生2万7187人の対日意識

中国人が持っている日本感がどんなものなのかが気になっていたので読んでみた。

この本で紹介されているアンケートの結果からは、やはり歴史問題が大きなウエイトを占めていることが伺える。ただし、このアンケートが日本語を勉強している学生を対称にしている事から日本と日本人に対して理解のある意見も多いようだ。(日本政府に対しては批判的な意見が大半) 日本語を勉強していないほとんどの中国人は日本にいいイメージはないのだろう。日本の悪いイメージの原因の一つに子供のころに見たアニメや映画の影響があるようだ。戦争中に日本兵が中国人に対してひどい事をしたという内容が日本人のイメージを作り上げている面があるようだ。アンケートには過激な意見は少数だったようだが、回答者に女性が多かったからの様に思う。


中国人には日本の侵略戦争、日本軍の残虐行為などがイメージ形成の大きな要因になっているのに対して、日本人は日中戦争のことはあんまり知らないという状態で国民同士の差ができてしまっている気がする。何とかならないものか。

子育て大崩落―子どもは母親から引きはがせ

子育て大崩落―子どもは母親から引きはがせ

子育て大崩落―子どもは母親から引きはがせ

読んでるうちに我が子は大丈夫なのかと不安になってしまってブルーな気分になりました。

箸づかいに自信がつく本―美しい箸作法は和の心

箸づかいに自信がつく本―美しい箸作法は和の心

箸づかいに自信がつく本―美しい箸作法は和の心

子供に箸の使い方を教えるときに自分の使い方が間違っていたらどうしよう。って思って読んでみた。
とりあえず、自分の使い方はそんなにおかしくはなさそうだ。

箸の文化に関しての記述で日本の箸文化は他のアジア圏の国とちょっと違うことがわかった。
他の国ではご飯ものはレンゲやスプーンで食べることが多いのに、日本は基本的に箸のみ。日本の箸には材質やつくりがいろいろあってバラエティーに飛んでいる。また、先が細くなって繊細な使い方が出来るのも特徴のようだ。
日本人には「My箸」「My茶碗」を持っている人が多いと思うが、自分専用の食器を持っているのは世界的に見ると珍しいことのようだ。

hon-nin

松尾スズキさん編集の文芸(?)雑誌。
創刊号です。

内容は、
うーん、私には難しすぎます。わけわからん。

ゴールドラッシュ

ゴールドラッシュ (新潮文庫)

ゴールドラッシュ (新潮文庫)

14歳の少年の殺人を書いた作品。
ちょっとエグイ描写もあるし、内容もヘビー。


実際にこんな中学生がいるとも思えないが、付近の町や情景の書き方に現実感があるので、もしかしたらとも思えるような雰囲気がある。
ただし、読みながらちょっと気分が悪くなる感じ。

シッダールタ

シッダールタ (新潮文庫)

シッダールタ (新潮文庫)

悟りをひらこうと修行に出た若者がいろいろな経験を経て宗教的な悟りの境地に至るまでの物語。
ヘッセ自身の内面の描写。

                                                • -

久しぶりの読書。
息子が本棚の本をいたずらしてばら撒いてしまった。
散らかった本の中にこの「シッダールタ」があった。
この本は自分が学生の時に買ったものだ。当時、ヘッセの文学に興味を持って、「審判」「変身」「デミアン」「車輪の下」なんかを立て続けに読んだ。懐かしくなってまた読んでみようと思った。